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免疫チェックポイント阻害剤など抗体医薬に対するアナフィラキシー発症のメカニズムに関する研究成果が英文プレスリリースされました!
免疫チェックポイント阻害剤など抗体医薬に対するアナフィラキシー発症のメカニズムに関する研究成果が千葉大学から英文プレスリリースされ、英文サイトEurekAlertで紹介されました。
【リリース論文】Ruiheng Tang, et al. Antibody therapeutics with high affinity for FcγRs exacerbate anaphylaxis via FcγR-mediated capture by tumor-associated myeloid cells, J ImmuunoTher Cancer, 14, e013316 (2026)
抗体医薬が投与された際に、抗体医薬自体がアレルゲンとなってアナフィラキシーが発症することがあります。アナフィラキシーは命にかかわる過敏症ですが、発症メカニズムは明確には解明されていません。我々はこれまでに、アナフィラキシーが発症しやすい動物モデル、またアナフィラキシーが発症しやすい抗体医薬が存在することを報告しました(Arai T, et al. J ImmunoTher Cancer, 10:e005657, 2022)。
今回の研究は、これらの動物モデルと抗体医薬を比較解析することで、なぜアナフィラキシーが発症してしまうのか、そのメカニズムを詳細に解析しました。その結果、抗体医薬のFc部分がFc受容体と親和性の高い抗体だと、がんで増加する骨髄系細胞にFc受容体を介して取り込まれることで異物として認識され、抗体医薬に対する抗薬物抗体(ADA)産生が亢進してしまうことが、アナフィラキシー発症を促進してしまうメカニズムであることが分かりました。副作用自発報告データベースにおいても、Fc受容体への親和性が高い抗体医薬でアナフィラキシー発症報告が高い傾向が見出されました。従って、本研究で明らかになったメカニズムは臨床における発症機序の一部を説明できる可能性が示されました。

本論文は、博士課程を修了した唐鋭恒博士が中心に進めた研究で、国立医薬品食品衛生研究所の石井明子先生、東京理科大学薬学部の東恭平先生、また本学薬学研究院の川島博人先生との共同研究の成果です。今回研究成果が掲載されたJ ImmunoTher Cancerはインパクトファクターが10.6(2024年)であり、がん免疫療法分野など腫瘍学・免疫学領域でトップクラスのジャーナルです。
【CHIBADAI NEXT】
https://www.cn.chiba-u.jp/en/news/press-release_e260408/
【EurekAlert】
https://www.eurekalert.org/news-releases/1123070
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